たかじのつらつら

反省はしない

映画の感想_忌怪島

2024年は見た映画の感想をちゃんと文字にしてみようと思う。

すでに何本か見ている状態ではあるけど、まぁ思い立ったのが吉日なので今日からでいいんじゃないかと思う。

 

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1/21(日)、「忌怪島」を見た。

家にいる雨の午後(夕方にかけて暗くなっていく時間帯)って日本のホラー映画が見たくなるのだが、ネトフリで気になる日本ホラー映画で最後に残っていた映画がこれだった。

思ったより面白いじゃない!が第一の感想。

”現実世界と仮想空間が混在し云々”っていうあらすじが画面上に表示されていたので、若干の胡散臭さと言うか仮想空間への入り込み方の説明とかちょっと引っかかりそうだなとか、とにかくその辺であんまり期待が持ててなかったけど、どっこい冒頭の掴みが正統派で好みだった。ぼやぼやして見えない恐怖の対象で引き込まれたと思う。(このときPCとブルートゥースイヤホンの相性が悪くて、音声が遅れてたのも何か怖さの演出の助けになってた気がする。/その後解消した。)

本編始まって気にしてた仮想空間との繋がりはそこまで気にならなかったし(もう1つの世界と現実世界がある、そしてもう1つの世界が仮想空間と奇しくも繋がってしまった、と理解した)、村八分にされてる人、シャーマンの力のあり方、最後までやれることをやる主人公、もろもろ私はけっこう好きだった。でもやっぱり一番良かったのは、ホラーの対象であるイマジョがどろどろで赤い服で鎖の引きずる音を携えて存分に不気味だったところかなと思う。風呂場での手の演出はええなええなこれよなって思ったし、イマジョの背景にあった不幸な過去も相まって、こうでなくちゃ!を叶えてくれてたと思う。

ただ、残り30分で今までのいい感じが削がれてしまった。個人的にはシゲさんはあんな祭壇を作ってるくらいだから最後は狂ってほしかったし、成人男性に足の鎖を引かれて捕まえてた人を離してしまうイマジョは圧倒的不幸な死を迎えた人ならざるものの力ってそんなもの?と感じてしまったし、りんちゃんでそういう終わりなの?ってなったし、解決に向かうと言うか一気にまとめてしまうと言うか、ストーリーとしての都合を感じてしまった。そうじゃなくて、きれいに終わらなくても、主人公が死んでも、急に話が終わってえ?何だったの?となるくらいでホラーは良いと思ってるので、そこで私は、ん?となってしまったのかなとか思った。

エンドロールを見て清水監督の作品と分かってなるほどだったし、途中までの流れや素材が好みだっただけに最後だけがNOT FOR MEで残念。

 

タイトル:忌怪島

視聴方法:NETFLIX

総評:★★★☆☆