たかじのつらつら

反省はしない

映画の感想_カラオケ行こ!(1)

2/3(土)、「カラオケ行こ!」を見た。

”紅”がこんなに刺さる日が私に訪れるなんて、思ってもみなかった。

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CMか何か忘れたけど、晴れた日に校門の前で学生に白い傘をかざすスーツの男っていう図がまぁエモのエモで、このギュンと胸を掴まれた感情が薄れないうちに見ないと後悔する気がして、いそいそ映画館に行ってきた。(旧Twitterの信頼できるTLがいい意味で湧いてたのも影響がでかい。例:綾野剛は股下5km)

その私が釣られたエモなシーンは、話の流れが見えてるのもあってより諸手を挙げてハァ〜〜〜感謝感謝ありがとう!(平伏)で良すぎた。相合い傘の距離感は紛れもなく良すぎた、身長差もベストで良すぎた(聡実くん意外と身長高くてFu〜ってなってた)。ただ結構序盤だったので、この後にこれ以上の美味しさはないかもしれないって逆に心配になってしまったが、それこそ無用だった。いちいち狂児と聡実くんのやり取りがかわいくてニヤニヤが止まらなかったし(カラオケに他のヤクザの方々が指南されに来たとき、罵声や態度に脅えた聡実くんが狂児の腕にしがみついてるとこなんかはほんとキュンポイント。聡実くんの狂児にはもう大丈夫感が伺えてニヘラァってなった)ヤクザの方々へのコメントは辛辣で笑かしてももらったし(他の映画見てる人たちからもアハハって声聞こえて和んだ)、口角上げっぱなしで見てた。こんな楽しい映画が久しぶりってニマニマにこにこしてた。

だが、屋上で楽しそうに二人が喋って突き合ってるところで、ツーっと目から涙が出てしまった。最初意味が分からんかったけど、あれは多分尊さにブチ当てられたんだと思う。一生そうしてて…仲良しやってて……画角も最高ね。

狂児と聡実くんがケンカした後からもずっと涙が止まらなかったのだが、もうあれかな、引き込まれてたのかな。自分でも知らなかった情緒に揺さぶられてた気がする。聡実くんの魂の”紅”は、まじで胸に刺さった。声が若いとかどうとか関係ない。好きなアーティストのライブ行って、歌い上げられてダバーって涙が出る感じに似てた。本当にすごかった。拍手喝采。ここで私のエネルギーはカラカラに尽きた感じがした。

卒業式の帰り、聡実くんが南銀座で狂児との思い出がある場所を巡って、最後に屋上でもらった名刺見るとこの、この明るい切なさがたまらんかった。少しのもの悲しさが人を美しくさせるぅうう!こういう終わり好き…ってしみじみしてたら、エンドロール後に嫌いなもの(=好きな子)の名前を腕に彫られた狂児から最初の台詞かまされて、無事爆発四散。

 

タイトル:カラオケ行こ!

視聴方法:映画館(TOHOシネマズ)

総評:★★★★★